こんにちは!

ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪

今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。

今回は「結婚式のオススメ余興」について。

余興とは?

披露宴の定番プログラムのひとつとも言える「余興」ですが、そもそも「余興」とは何なのでしょうか。

「余興」という言葉には、その字の通り「余った時間を楽しむ」という意味があります。

結婚式における余興とは、「メインイベント以外で余った時間を使い、その場を盛り上げる演出や出し物をすること」を言います。

余興があることで披露宴も一気に盛り上がりますし、結婚式特有の緊張感をほぐす効果も得られますよね^^

新郎新婦が友人や同僚にお願いして行うことが多いですが、最近では新郎新婦自身が考えたり、新郎新婦も一緒に参加するような余興も増えつつあります。

余興を行う目的とは?

では、「余興」はなぜ行われるのでしょうか?

大きく以下の3つの目的があります。

【1】新郎新婦の門出を祝うこと

【2】新郎新婦の人となりを紹介すること

【3】新郎新婦・ゲストにとって楽しい思い出をつくること

【1】新郎新婦の門出を祝うこと

結婚式の余興での最大の目的とも言えるのが「新郎新婦の門出を祝うこと」ではないでしょうか。

お祝いの気持ちが伝わるように、会場全体が盛り上がるような余興ができると良いですよね^^

心のこもった余興は、新郎新婦にとって嬉しいプレゼントになるはずです♪

【2】新郎新婦の人となりを紹介すること

少し意外かと思いますが、余興を披露してくれる友人・同僚との交友関係を通して、新郎新婦の人となりを紹介することができることも、余興の目的のひとつであり、魅力でもあります。

新郎新婦それぞれの親族や、友人たちは相手が「どんな方なのか」をあまり知らないということが多いと思います。

そこで、楽しい余興で自分たちをお祝いしてくれるゲストを通して、お互いを紹介できるきっかけにつながるのです。

【3】新郎新婦・ゲストにとって楽しい思い出をつくること

余興には、結婚式・披露宴を楽しい思い出になる時間として過ごしてもらうという目的もあります。

新郎新婦にとってはもちろん、家族や親族にとっても結婚式は特別な日。

そんな大切な一日にお祝いの気持ちで華を添えることができるのが、余興なのです。

そのため、参列しているゲスト全員が「楽しかった」と思えるような余興を行うことが重要になってきますね^^

元プランナーがオススメする「余興」アイデア5選

【1】余興の定番!スピーチ

【2】新郎新婦をゲスト目線で紹介!映像演出

【3】会場全体が盛り上がる!ダンス

【4】ゲストに笑いを!ネタ系

【5】和やかムードをつくる!楽器演奏•歌

【1】余興の定番!スピーチ

結婚式の余興といえば、「スピーチ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

話す内容を事前に準備しておけるので、新郎新婦にとっても頼みやすい余興のひとつです。

スピーチで話す内容としてオススメなのは、「自分だけが知っている、新郎新婦とのエピソード」です。

•学生時代の友人なら、新郎新婦に助けられたエピソード

•職場の同僚なら、新郎新婦の仕事ぶりが伝わるエピソード

など。

新郎新婦の長所や魅力を織り交ぜた内容にすることで、ゲストにも新郎新婦の新しい一面を紹介できる素敵なスピーチになります^^

【2】新郎新婦をゲスト目線で紹介!映像演出

最近では、パソコンやスマホで簡単に映像編集ができるため、映像演出を余興に選ぶケースが増えています。

映像さえ事前に準備しておけば、当日は上映をお願いするだけなので、余興を依頼されたゲストも緊張することなく結婚式に参加できることも人気の理由です。

映像を用意するときは、会場のにぎやかな音で、音声がはっきり聞こえない場合があるため「テロップ」を入れるのがオススメです♪

【3】会場全体が盛り上がる!ダンス

ダンスは、歌や音楽に合わせて1人でも複数人でも踊ることができるため、さまざまな工夫を凝らすことができる余興といえます。

会場を巻き込んだ「フラッシュモブ」も人気がありますよね^^

余興でダンスを行う場合には、披露宴会場内にスペースがどの程度あるのかを事前に確認しておけると安心です♪

【4】ゲストに笑いを!ネタ系

人気芸人さんのネタはもちろん、新郎新婦の出会いやプロポーズのエピソードをネタに織り交ぜて紹介するのも人気です♪

ただし、笑いを取りたいからといって、新郎新婦が恥ずかしい思いをするような内容にならないように注意!

新郎新婦のことを面白おかしく取り上げながらも、しっかりと持ち上げ、感動したり、ほっこりしたりする雰囲気に持っていくことができれば、新郎新婦にも喜んでもらえるはすです^^

【5】和やかムードをつくる!楽器演奏•歌

お祝いの場を和やかなムードにしてくれる楽器演奏•歌も、結婚式の余興としてオススメです。

特に、吹奏楽部や合唱部出身、学生時代の軽音楽部の仲間、趣味で楽団に所属しているなどといった場合は、新郎新婦も一緒に披露してみるのはいかがでしょうか。

ただし、楽器を持ち込む場合は、結婚式場によって制限があることも。

事前に会場に確認しておくと安心です^^

「余興」で注意すべき3大ポイント

【1】内輪ネタになっていないか

【2】事前準備はできているか

【3】長すぎない内容になっているか

【1】内輪ネタになっていないか

先述した余興の目的を果たすためにも、新郎新婦はもちろん、参列しているゲスト全員が楽しめる内容で盛り上げることが重要です。

結婚式には、新郎新婦の親族や職場関係者など幅広い層のゲストが出席しています。

一部の人しか楽しめない内輪ネタを余興にすると、他のゲストが置いてけぼりになってしまいますね。

特に、下品なネタや、過去の恋愛にまつわるネタはタブーです。

新郎新婦・ゲストみんなが心地よく楽しめる内容に配慮してみてくださいね^^

【2】事前準備はできているか

余興の中には、ダンスや歌、楽器演奏など練習が必要なものもあります。

本番に最高のパフォーマンスを見せるためにも、しっかりと準備しましょう。

恥ずかしがって行うパフォーマンスは周囲を不安にさせるため、本番では自信をもってやりきることがポイントです。

また最近では、映像を使った余興も増えてきていますが、事前準備を怠ると以下のようなリスクが生じる可能性があります。

・持ち込んだパソコンと式場の機材が合わず、映像を流すことができなかった

・画像サイズが式場スクリーンサイズと合わず、映像内のテロップが切れてしまい、読めなかった

など。

しっかり事前準備を行うことで、会場全体が盛り上がり、新郎新婦にも喜んでもらえる余興につながります^^

【3】長すぎない内容になっているか

通常、余興の時間として用意されている時間は5分〜10分ほど。

どんなに楽しい内容でも、長すぎる余興はどうしても間延びをしてしまいますよね。

さらに、長すぎる余興は披露宴の進行を邪魔してしまう可能性も。

新郎新婦は、友人や同僚に余興を依頼するときは、持ち時間についても事前に伝えておくと安心です♪

最後に

今回は、結婚式の定番プログラムでもある「余興」についてご紹介してきました。

結婚式は、新郎新婦にとって特別で大切な時間です。

そこで披露する余興だからこそ、入念な準備は欠かせません。

新郎新婦の幸せを祝うために、結婚式に列席されたゲストの心にも残る素敵な余興を叶えてくださいね♪