こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪
今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!
今回は、「これで安心♡両家顔合わせ食事会ガイド!」をお届けします!結婚が決まるとほとんどのカップルが実施している顔合わせ。「何から準備する?」「マナーはあるの?」そんな疑問を解決すべく、顔合わせの“キホン”をおまとめしました!お役に立てたら幸いです♪
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両家顔合わせ食事会とは?
両家顔合わせ食事会とは、結婚が決まったカップルが家族同士を引き合わせ、両家の親睦を深める機会のこと。
結婚は当人同士の合意で成り立つものとはいえ、今後は義理の親・親族としてお付き合いが始まるわけなので、両家で顔を合わせる場はしっかりと設けておきたいですよね♪
結婚式や、ふたりの新生活についても話題にしやすい場なので、今後のトラブルを防ぐという意味合いでもよい機会になるでしょう。
昔は、「結納」を行っていましたが、最近では結納を行わず、顔合わせを兼ねた食事会のみ
を行うカップルが増えているようです。
教えて!顔合わせ食事会のダンドリ
顔合わせをすると決めても、イメージが漠然で不安…!という方は多いと思いますので、まずは、顔合わせ食事会のキホンと、準備段階から解説していきます!
誰が出席するものなの?
両家の顔合わせ食事会に出席するのは、基本的には結婚する当人たちとその親です。ですが、出席者に厳密な決まりはないので、兄弟・姉妹や祖父母などが出席するケースも。その場合、両家それぞれの人数があまりにも違うとアンバランスになってしまうので、「誰が参加するか」については必ず事前に両家の意向を聞き、相談しておきましょう。
日取り・場所の決め方は?
日取りに関しては、両家の顔合わせは結婚式の6~3カ月ほど前に行うのが一般的。それぞれの親のスケジュールを確認し、ふたりで日程を調整しましょう。あまり後回しにせずに、都合のいい日の中で最短の日程にするのがオススメ。お日柄に関しては、両家で気にする人がいなければ、いつでも問題ありません。ちなみに、六輝(六曜)にこだわるのであれば、やはり大安がおすすめですが、午前中開催なら先勝、午後開催なら友引がよいとも言われています。
場所に関しては、両家の地元が近い場合はお店を決めるだけでOKですが、離れている場合は、エリアを先に考える必要があります。こうでなければいけない!というものはないので、ふたりで決めかねる時には親の意向も確認してみると◎ 主な選択肢には、下記の様なパターンがあります。
♡新郎側が新婦側の実家エリアへ出向くパターン
これまで両家顔合わせは、「お嫁に来てもらう側」という考えの元、新郎の親が新婦の実家に出向いて行うケースが多くなっていました。新郎の“誠意を見せる”という意味合いも。ですが、最近ではどちらが出向くかについてそれぞれの都合に合わせてフレキシブルに対応するカップルが増えています。
♡新婦側が新郎側の実家エリアへ出向くパターン
新郎側の地元が遠方にあり、どちらかが「こんな機会でもないと来てもらえない、行けない」という意向を持っていた場合、新郎実家エリアでの顔合わせも選択肢に。結婚式を新婦実家エリアで行うのであれば、これで両家の地元を知る機会にもなり◎
♡お互いの中間エリアに集まるパターン
お互いの実家が遠く離れている場合は、中間地点エリアで設定をするという選択肢も。遠方から出向く場合には当然交通費もかかりますので、どちらか一方だけに負担がかかってしまうのを防ぐことにもなりますね。
食事会の会場は、料亭やレストラン、ホテルなどで、人目を気にせずに済むよう落ち着いた雰囲気の個室を手配しましょう。賑やかすぎるお店や狭すぎる個室、また歓談よりもマナーが気になってしまうような高級フレンチ店なども避けた方が無難。両家がリラックスして話しやすい雰囲気のお店を選ぶことは、大切なポイントです。
ホームページに、顔合わせ食事会に使用されることが多いという旨の記載があるお店を選ぶと、安心ですね。口コミチェックをしておくものオススメ!
料理の選び方は?
料理のジャンルは、年代問わず喜ばれやすい「和食」が人気。食事代は1人1万円前後が目安で、金額と料理やサービスのバランスが合っていることが大切です。
お料理が美味しいと特別感もあり、会話も弾みますよね。両家の親に喜んでもらえるよう華やかなコース料理を選ぶと良いでしょう。
事前に食材アレルギーがないかも聞いておき、メニューから外してもらうようにお願いしておくと当日も安心。
支払いは誰がする?
ゼクシィアンケート調べによると、下記のような結果になっているようです。
ふたりが全額負担・・・56%
男性の親が全額負担・・・20%
女性の親が全額負担・・・7%
頭割にして各自負担・・・6%
その他・・・11%
顔合わせ食事会はふたりが親を招待するという形を取ることが多く、費用もふたりで負担するケースが多いよう。
その他、どちらかの地元に来てもらう形を取った場合に、来てもらった感謝の気持ちを込めて会食費を持つという方法や、両家の人数が同じ場合は、折半するという選択肢もあります。
費用負担に関する考え方はさまざまなので、事前に話し合い納得いく方法を決めておくのがオススメです。
(参考:https://zexy.net/article/app001911021/)
服装はどうする?
服装に厳密なルールはありませんが、ワンピースとスーツの組み合わせを選ぶケースが多いよう。
ポイントは、会場の雰囲気を踏まえて、両家で服装の「格」を合わせること。
一般的なのは、下記の通りです。
●彼、父親・・・ブラックスーツかダークスーツ
●彼女、母親・・・上品なワンピースや落ち着いた色味のスーツ、または振袖、訪問着、色留袖などの和装
親が悩んでいる様子であれば、当日になって恥をかいてしまうようなことがないよう、事前にふたりが間に入って「当日の服装はどういった雰囲気にしましょうか?」とさりげなく聞いておいてあげるのも良いですよね。
用意するものはある?
<手土産>
手土産は必ず用意しなければならないものではありませんが、一方が用意して、もう一方が用意していないという場合には、気まずい空気が流れてしまうこともあるので、用意するかどうかも事前にさりげなく確認を。
用意する場合の金額の目安は2,000~5,000円程度で、日持ちのするお菓子などが一般的。相手の親がお酒好きなら日本酒やワイン、地元の名産があればそれを贈るのも素敵ですね!持ち帰りに手間のかからないモノ・量の配慮は忘れずに。
<結納品・結納金>
顔合わせの食事会では結納の儀式は行いません。顔合わせ食事会は結納よりは形式張らずに顔合わせを行いたいとの思いで選ぶケースが多いので、こういったやり取りをしていない人が多くなっています。
ですが、親の意向や地域性などから、結納の儀式は行わないものの、結納品の交換や結納金を用意する場合も。
「結婚の支度金」とされる結納金は新郎の親が新婦の親に渡すことが慣例で、この習慣は関西を中心とする西日本側で行われています。一方、関東を中心とした東日本では結納品を贈り合う風習が。
結納品・結納金に関しては、事前に両家の意向を踏まえ調整し、必要に応じて準備を。
<婚約記念品>
顔合わせ食事会では、婚約記念品のやり取りをするケースもあります。
男性からは婚約指輪を、女性からはお返しとして時計やスーツなどを贈ることが一般的。婚約記念品を席上で交換・披露する場合は、事前に相談のうえ、用意をしておきましょう。
当日の流れ
顔合わせ食事会の当日の流れに決まったプログラムはありませんが、下記のような内容が一般的。
待ち合わせから解散まで、3時間前後が目安となっています。
1. 現地で待ち合わせ
2. 始まりの挨拶
3. 家族の紹介
4. 結納品交換/婚約記念品のお披露目
5. 記念写真
6. 乾杯/会食と歓談
7. 締めの挨拶
失敗しない!ワンポイントアドバイス
♡待ち合わせは最寄り駅?現地(会場)?
親同士がその日初めて会うのであれば、会場へ向かう道中に緊張してしまっても△なので、現地で集合するのがオススメ!先に到着した場合、先に入店はせず、全員が集まってから中に入るのがマナー。
どちらかの地元に来てもらうのであれば、店を手配した側が先に到着しておくことがベストです。
また、親同士が先に到着し少々気まずい雰囲気になってしまわないよう、二人それぞれが自分の家族をエスコートして会場に向かうと安心ですね!
♡挨拶・進行は誰が?
顔合わせ食事会に司会者はいないので、
ふたりが家族を招く場合は「彼」、親が主催の場合は「彼の父」が場をとりもち、挨拶や進行ができると良いでしょう。
とは言え、歓談が始まったら、ふたりが積極的に話題を持ち出し、和やかなムードになるよう努めましょうね♪
♡記念写真はいつがベスト?
歓談が始まる前であれば、少しかしこまった感じで、お料理の華やかな写真。
最後であれば、場の雰囲気も暖まっているので、撮影しやすく和やかな写真に。
♡手土産を渡すタイミングは?
両家の紹介が終わり、着席前が渡すタイミング。その場面を逃した時には、最後締めの挨拶後に手渡しましょう!
♡支払いはいつするの?
双方の親の前で財布を出すことは避けて。気を遣わせないためにも、食事会の支払いは個室から出て見えないところでしましょう。お手洗いにいくかのように、ふたりのどちらか一方がさりげなく退室し、スマートに♪
♡まとめ♡
いかがでしたか?♡
顔合わせ食事会は、今後両家が良好な関係を築いていくためにも大切なイベント。素敵な会になるよう、丁寧に進めていきたいものです。
今回お話ししたとおり、家によって風習があったり、意向が異なることもあるので、ふたりで勝手に突き進みすぎず、事前に親と相談をしながら柔軟に対応しましょう♪
文/Emiko(コラムニスト)