こんにちは!
ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪
今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。
今回は「人前式 オリジナル誓いの言葉の作り方」についてご紹介します。
人前式の誓いの言葉とは
誓いの言葉とは、新郎新婦が「夫婦として添い遂げるため」に宣言する言葉のこと。
人前式では、キリスト教式や神前式のように神様に誓うのではなく、参列する家族や友人など、ゲストに誓うのが大きな特徴です。
この誓いの言葉をふたりで自由に考えることができることは魅力のひとつでもありますが、どのように考えたらよいのか分からない、というカップルも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人前式の誓いの言葉の基本的な構成やポイントについてご紹介していきます^^
誓いの言葉の基本構成
誓いの言葉の基本的な構成は以下の通りです。
はじめの言葉(挨拶)
↓
ふたりの誓い
↓
結びの言葉
↓
日付とふたりの名前
この構成を基に、ふたりだけの誓いの言葉を作っていきます。
誓いの言葉を作るときのポイント
誓いの言葉を作るときのポイントは大きく3つです。
【1】誰に誓いを立てるかを決める
【2】忌み言葉・重ね言葉は使わない
【3】自分たちの状況に応じて、オリジナリティを取り入れる
【1】誰に誓いを立てるかを決める
誓いの言葉を考えるうえで、最も大切なポイントが「誰に誓いを立てるか」です。
人前式での誓いの言葉は大きく分けて、
「新郎新婦がお互いに誓う」パターンと、
「新郎新婦がゲストに向けて誓う」パターンがあります。
まずは、どのパターンで誓いを立てるかを決めておくとスムーズです^^
【2】忌み言葉・重ね言葉は使わない
忌み言葉とは、縁起が悪いとされる言葉で、結婚式などお祝い事では避けるべきとされています。
具体的には「別れる」「終わる」「切る」「離れる」「冷める」「消える」「忙」などが挙げられます。
結婚式では、特に「別離」を連想させるような言葉は忌み言葉と認識されるので注意が必要です。
また、結婚式は一度きりのお祝いであるため「重ねる」ことが連想できる重ね言葉も、縁起が悪いとされています。
例えば「いろいろ」「時々」「たびたび」「次々」「わざわざ」などです。
忌み言葉にはさまざまなものがあるため、しっかり調べながら誓いの言葉に含まないように気を付けておくと安心です^^
【3】自分たちの状況に応じて、誓いの言葉をアレンジする
誓いの言葉は自分たちの状況に応じて、少しアレンジをするのがオススメです。
例えば、新郎新婦がすでに入籍して日数が経っていたり、新居への引っ越しも済ませ、すでに結婚生活をスタートさせていたりして、ゲストもそのことを知っている場合は、人前式でゲストに夫婦として認めてもらうことに不自然さを感じるかもしれません。
このような場合は、基本的な誓いの言葉の構成は先述した内容に沿って問題ないですが、冒頭にふたりが入籍済みであることや結婚生活をスタートさせていることを述べた上で、改めてゲストの前で誓いの言葉を述べたい旨を話す流れにするのがオススメです^^
また、新郎新婦に子どもがいる場合は、「ふたりの誓い」ではなく、子どもも含めた「家族の誓い」として作成すると家族の一体感や絆が感じられる言葉になるのでオススメです♪
誓いの言葉のパターン例
【1】ふたりで一緒に読み上げるパターン
【2】新郎新婦がひとりずつ読み上げるパターン
【3】親やゲストに参加してもらうパターン
【1】ふたりで一緒に読み上げるパターン
定番のパターンとして、新郎新婦がふたりで一緒に誓いの言葉を読み上げるスタイルがあります。
ゲストにしっかりと伝わるように、呼吸をおくタイミングなど、事前にふたりでリハーサルをしておくのがオススメです^^
【2】新郎新婦がひとりずつ読み上げるパターン
新郎新婦がそれぞれ、読み上げるパートを決めて誓いを立てるスタイル。
新生活で気をつけたいことや、お互いの努力目標などを宣言していくカップルが多いです^^
自然な流れで新郎新婦それぞれのキャラクターや人柄が伝わるので、新郎新婦の片方しか知らないゲストに「相手の人はこういう人なんだな」と知ってもらうことができるのも魅力のひとつですよね♪
【3】親やゲストに参加してもらうパターン
教会式では牧師先生に誓いの言葉を問いかけてもらいますが、人前式ではその役割を親や友人など、ゲストにお願いすることもできます。
親やゲストが牧師のような役割で誓いの言葉に参加するので、オリジナリティのある内容にしたいカップルや、アットホームな雰囲気で式を挙げたいカップルにオススメのパターンです^^
最後に
今回は、「人前式 オリジナル誓いの言葉の作り方」についてご紹介しました。
人前式の誓いの言葉は、夫婦としてふたりで歩むこれからの未来をゲストの前で誓うものです。
自分たちの門出を見守ってくれるゲストに向けて、大きな感謝の気持ちを込めながら思い出に残るような誓いができたらよいですよね^^
ぜひこの記事を参考に、自分たちらしい誓いの言葉を考えてみてくださいね♪