こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪
今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!
今回のテーマは「結婚式の見積もりって何故どんどん上がるの?!」
結婚式をすることが決まり、いざ会場見学に行こうとなった時、必ず頭をよぎるのが「費用」の問題ですよね。
「一体どれくらいかかるのだろう?」なかなかイメージが湧かない中で耳にする、既婚友人から聞いた「式場の初期見積もりは結局どんどん上がるよ!」という言葉。きっと皆さんも経験があるのでは。
今回は、元ウェディングプランナーの私が、結婚式の見積もりの“特徴”を解説しながら「見積もりは上がるものなのか?」「何故上がるのか?」をお話ししていきます♪
結婚式の見積もりが上がっていく理由
見積もりが上がってしまう理由としては、主に下記の3点が挙げられます。
1.招待人数が増加したから
式場の契約時点では、おおよその人数で初期見積もりを作成することがほとんどでしょう。
挙式日が近づいていくにつれ参加人数が増えた場合が、費用が大きく変動するポイントと言えます。
結婚式の性質上、ゲストが一人増えると「料理」「ドリンク」「ペーパーアイテム」「ギフト」など多くのアイテムを追加することになります。
2.見積もりに入っていたアイテムの「ランク」が最低金額のものだったから
例えば、初期見積もりに入っていたドレスの料金が最低金額だったため、納得のいくものを選んだところ料金が大きく変動した。料理はある程度上のランクにしないと物足りない内容だった。等のケースが挙げられます。
3.初期見積もりに入っていないアイテムが追加になったから
初期見積もりには、「人によって異なるもの」「全員が頼むとは限らないもの」は含まれていないことが多く、それらが最終的に必要となった場合、その分料金は上がります。
私がウェディングプランナーの仕事をしていた頃、お客様から正に「この見積もり金額は結局上がるんですよね?」「いくらくらい上がりそうですかね?」という質問を受けることがありました。その際の私の回答はこうです。
「はい。上がる可能性が高いです。ただ、“最終いくらになります”と現時点で断言はできません。」
「それは、お客様がどの項目でどんなアイテムを選ぶか、まだ分からないからなんですね。」
こうお答えした上で、お打合せの中で上がりやすい項目をポイントでお伝えしていました。
プランナーさんも、何もお客様を騙そうとしているわけではないのですよ!(笑)
もし、契約時点で既に「この金額から上がることはありません!」と言い切るプランナーさんが居たら、それはちょっと問題かもしれません。。(笑)
何故なら、初めに提示される見積もりは、あくまでも「初期見積もり」であり、細かい内容はお打合せの中で決定していくことがほとんどだからなんですよね。
費用が“上がりやすい”項目はコレ!
では、前項でお話しした“お打合せの中で上りやすい項目”とはどんなものがあるでしょうか?
これが事前に分かっているのといないのとでは大きく違うと思いますので、是非参考にしてみてください♪
まずは、ランクアップなどで上がりやすい項目をご紹介します!
1・料理&ドリンク
料理やドリンクは、高いコースになればなるほど品数が増えたり高級食材が使用されていたりするもの。ワンランクアップするだけでも数千円は変わるので、「差額×人数分」 となれば、何十万と費用が変動することも。
また、近年よく見る“ウェルカムドリンク”もオプションになることがあるので確認しておきましょう。
2.衣装
結婚式費用の中でも単価が大きく、価格帯も幅広く用意されているのがドレスやタキシード。お色直しの有無や、選ぶものによって大きく変わります。
3.装花
テーブル装花やブーケは、使用する花の種類やボリュームにより変動しやすいアイテムの一つです。招待人数の増加に伴いテーブル数が増えるとその分料金が上がることも。「ゲストの視界に入りやすいものなので、あまり質素にはできず費用がかかってしまった」という声も聞かれます。
“追加になりやすい”項目はコレ!
追加になりやすいものとしては、下記が挙げられます。
1.シューズなどの衣装小物
シューズやアクセサリー類、下着などの小物類は、式場で注文するとは限らず、初期見積もりには入っていないことがあります。「ドレスサロンで無料レンタルのものがあったけど、好みではなかった為他で購入し持ち込んだ」などの声もよく聞きます。
また、見落としがちなのが「親御様の衣装」。黒留袖やモーニングのレンタル費用をおふたりがもつ場合には、こちらの費用もかかるのでお忘れなく。
2.映像商品
プロフィールムービーやエンドロール、一日を通してのビデオ撮影なども、比較的単価が大きく追加になりやすいアイテム。オプションなので初期見積もりに入っていないことも多いです。最近では少しでも節約しようと、映像素材を手作りで持ち込む人も増えています。
3.演出
演出は人により必要有無が異なり種類も多岐にわたるため、初期見積もりには入っていないことがほとんど。キャンドルサービスやデザートブッフェなど、人数規模が大きければその分費用が大きくなるものもあるので要注意!
4.前撮り
結婚式当日のことではないので、意外と盲点なのが「前撮り」。前撮り商品の中には、衣装、ヘアメイク、着付け、撮影費用など必要な項目が多いので、比較的単価も大きくなりやすいアイテムです。前撮りをすることが確定しているのであれば、前もって見積もりに入れてもらうと良いでしょう。
「こんなはずじゃなかった…」にならないために
せっかくのハレの日。打ち合わせの中でどんどん上がっていく見積もりにヒヤヒヤしたり、「こんなはずじゃなかった…!」なんてことになったら、もったいないですよね。
筆者としても、大切な結婚式で後味の悪い想いを経験して欲しくありません。
支払いが終わるまでが、更には結婚式後幸せな余韻に浸るまでが結婚式です!!(笑)
ということで、後悔しないための「ポイント」をアドバイスさせてください😊
1.「みんながよく頼むアイテム」を尋ねよう📣
何も言わなくても全て入れておいてよ!と言いたくなるかもしれませんが、なかなかそうもいかないものです(笑)
それは、必要の有無が人により異なるものが多いから。なのでここはひとつ、
「この見積もりに入っていないものでよく頼まれるものは何ですか?」
「この式場で人気のある演出はありますか?」と、こちらから尋ねてみましょう!
2.ランクごとの内容を確認しよう📣
初期見積もりに元々入っている料理やドリンクの内容が、実際にはどんな内容なのか?を確認。又は、ランクごとの内容を見られる資料があれば見せて頂くと安心ですね。
3.単価の高いアイテムの「料金幅」を確認しよう📣
衣装や装花、撮影関係(スナップ写真もカット数によって料金が異なります)など、料金の幅が広い商品は、その金額を確認しておくと良いでしょう。「最低でもこのくらいはかかる」「高ければこのくらい」これが分かるだけでも、お財布と心の準備ができますよね✨(笑)
おわりに
結婚式費用の見積もりが上がると言われる理由がお分かりいただけたでしょうか?♪
見積もりの“仕組み”をある程度理解しておけば、最終的に頭をかかえることもなくなるでしょう。
人生の三大出費とも言われる結婚式。
全てにおいてこだわり尽くし、お金をかけようと思えばいくらでもかけられてしまうものだからこそ、「譲れないもの」「妥協できるもの、節約できるもの」をおふたりで話しておくと、お打ち合わせもスムーズかもしれませんね!
また、今回費用が上がりやすいとお話しした料理や装花などのアイテムですが、やむを得ない理由での直前キャンセルが発生した場合、キャンセル料として請求されるケースもあるようです😨
そういったケースに備えたければ、ブライダル保険(結婚式総合保険)への加入を検討してみるのもいいかも。
詳しくは、下記をご確認下さい♪
結婚式総合保険『佳き日のために』
文/Emiko(コラムニスト)