こんにちは!
ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪
今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。
今回は「結婚式場の予約にかかる内金の相場と注意点」についてご紹介します。
結婚式場予約時にかかる内金とは?
ブライダルフェアや結婚式場見学に参加し、「この結婚式場で結婚式を挙げたい!」と決めたら、結婚式の日程を押さえるために結婚式場と契約交わす必要があります。
「内金」とは、その契約を交わすために結婚式場へ支払う予約金(申込金)のことを言います。
内金を支払うと正式な契約となるため、慎重に検討してから支払うようにすることが重要です!
多くの結婚式場では、無料で結婚式の日取りを押さえられる仮予約期間が数日間設けられているので、まずは仮予約を利用するのがオススメです^^
内金はなぜ必要?
そもそもなぜ、結婚式場の本契約の際に内金が必要になってくるのでしょうか?
この理由は、新郎新婦側と結婚式場側で意味合いが異なります。
【1】新郎新婦側の意味合い:日程を確実に押さえるため
【2】結婚式場側の意味合い:損害賠償金、安易なキャンセル防止のため
【1】新郎新婦側:日程を確実に押さえるため
結婚式場を決める際、まずは結婚式の日取りを押さえる必要があります。
通常、結婚式場の契約は、契約書を交わし内金の支払いをもって成立します。
つまり、内金として結婚式費用の一部を支払っておくことで、日程の確保が行われるのです。
結婚式の希望の日程を確保するためにも、新郎新婦側は結婚式費用の一部を内金として支払う必要があるのです。
2.結婚式場側の意味合い:損害賠償金、安易なキャンセル防止のため
申込書と内金がそろった時点で日程の確保が完了するため、結婚式場側は他の新郎新婦へその日程の案内をすることはできなくなります。
そのため、この押さえた日程の売り上げを確保するために、結婚式費用の一部を内金として預かる必要があります。
また、本契約ではない口約束だけで日程を押さえてしまっては、安易にキャンセルが発生してしまう可能性が高く、結婚式場側に損失が生じてしまいます。
そのため、「正式な申込をした」という認識を新郎新婦に持ってもらい、安易なキャンセルを防ぐためにも、会場側は内金の支払いを求めることが多いのです。
内金の相場は?
では、結婚式場の内金にはいくらくらいの金額が必要になるのでしょうか。
その金額は結婚式場によって異なりますが、5万~20万円ほどが相場と言われています。
また、この内金はその後の結婚式・披露宴費用の一部として充当され、最終請求額から差し引かれます。
結婚式費用とは別に発生する料金ではないのは安心ですよね^^
契約後にキャンセルする場合、内金は返ってくる?
一般的に、結婚式場との本契約成立後にキャンセルをする場合、キャンセル料が発生します。
その金額は、結婚式場や結婚式までの期間によって「内金の全額」や「内金の30%」など異なります。
キャンセル料の規定については、予約時に渡される規約に記載があるため、しっかりと確認し、分からないことがあれば予めプランナーへ確認しておくようにしましょう^^
また、この際にポイントとなってくるのがどの時点で「本契約」の効力が発生するかということ。
多くの結婚式場では、
•契約書が取り交わされていること
•内金が支払われていること
上記の2点が揃ったタイミングで、本契約の効力が発生します。
そのため、
「先に契約書だけ取り交わして後日内金を納めることにしていたが、内金を納める前にキャンセルをした」
というケースでは、内金を納める前であったために本契約の効力が発生しておらず、キャンセル料を支払わずに済んだという先輩カップルも。
こういった契約が成立する条件については、結婚式場側から渡される書面に明記されているので、契約時には書面に必ず目を通し、不明な内容については「署名をする前・押印する前・内金を納める前」にプランナーに確認するようにしましょう。
内金の注意点
ブライダルフェアに参加した際に、「当日契約すれば安くできる」と勧誘され、そのままつい申込みをしてしまったというカップルも少なくありません。
その結婚式場がふたりにとってベストな式場であればよいのですが、そうでないケースも。
そんな場合、キャンセルを検討するときにどうしてもネックになるのが「キャンセル料」です。
先輩カップルからは、「クーリングオフ制度を使えないのか」という問い合わせを多く受けますが、クーリングオフ制度は、電話や訪問販売などで勧誘されて販売されたものにのみ適用されます。
そのため、ブライダルフェアなどに足を運んで検討している結婚式の契約は、クーリングオフの対象にはなりません。
仮に契約の翌日にキャンセルしようとしてもクーリングオフは成立せず、キャンセル料が発生します。
「憧れの結婚式場であるから」
「友人が挙げていた式場だったから」
など、安易に決断しては後悔につながってしまう可能性も。
キャンセル料など、ふたりの負担が増えてしまうことがないよう契約前にしっかり検討することが重要です。
最後に
今回は、「結婚式場の予約にかかる内金の相場と注意点」についてご紹介しました。
結婚式場の予約をする際に必ず必要となる内金。
その理由と注意点を確認して、後悔のない結婚式場選びをしてくださいね^^
また、結婚式の内金はなにかあった際にそのままキャンセル料になってしまう可能性も…
そんなときに備えて、結婚式場決定と同時にブライダル保険を検討される先輩カップルもいるようです。
ご加入にあたってはパンフレット、重要事項説明書等にてご契約内容をご確認下さい。