こんにちは!
ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪
今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。
今回は「結婚式当日 親御様の過ごし方」についてご紹介します。
結婚式当日は親御様もやることがいっぱい!
結婚式は新郎新婦だけではなく、親御様にとっても大切なイベント。
結婚式当日、親御様は新郎新婦のサポートや、ゲストへの挨拶まわりなど、実はやるべきことがたくさんあります。
そこで今回は、新郎新婦の親御様が結婚式当日になって慌てたり、戸惑ったりしないためにも、当日の親御様の役割・役目や心得、挨拶まわりのタイミングなどのスケジュールをご紹介したいと思います^^
結婚式前日までにやること
【1】親族への挨拶
【2】結婚式当日の衣装選び
【1】親族への挨拶
まず、結婚式までの期間に行っておきたいのは、参列予定の親族へ挨拶の電話を入れることです。
結婚式へ足を運んでくださること、お祝いをいただくことなどに対してお礼を伝えておくと◎。
また、両家の親御様同士も、電話などで事前にコミュニケーションをとっておくのもオススメです♪
【2】結婚式当日の衣装選び
結婚式当日、親御様もモーニングや留袖といった装いで過ごします。
最近では、親御様の衣装も以前と比べると自由になっているため、正礼装にこだわらず、結婚式のスタイルや雰囲気に合わせた装いを考えるのがオススメです♪
▪️お父様の衣装
父親の正礼装はモーニングや燕尾服で、どちらを着用するのかは時間帯で決まります。
また、会場の格式や式の雰囲気によっては、もう少しカジュアルダウンすることも可能です。
▪️お母様の衣装
母親の衣装は、和装なら黒留袖、洋装なら黒のロングドレスが正礼装ですが、親族写真など両家が並ぶシーンも多くあるので、できれば両家の母親の衣装は和装にするか、洋装にするかを揃えておくのがオススメです♪
また、父親の衣装同様、会場の格式や式の雰囲気に合わせた装いを考えて選ぶと安心です^^
結婚式当日:会場入り〜挙式までにやること
【1】会場入り
【2】親族•ゲストへの挨拶
【3】挙式リハーサル•親族紹介
【1】会場入り
結婚式当日は、会場の指示に従い、時間に余裕を持って会場に入ります。
和服の着付けやへアセットを会場で行う場合は、挙式開始の2~3時間前くらい、
支度にあまり時間がかからない場合でも1時間30分~2時時間前が会場入りの目安になります。
【2】親族•ゲストへの挨拶
親御様の身支度が終わる頃、親族控室には親戚が集まってくる時間になります。
まずは自分側の親族控室へ行き、親戚へ挨拶をしましょう。
受付の準備が整ったら、受付を担当してくださる方へも挨拶を。
ゲストのリストやゲスト用のお車代などを預け、受付係の方にも心付けをお渡しします。
【3】挙式リハーサル•親族紹介
挙式のなかで、ベールダウンやバージンロードでのエスコートなど、親御様も参加する演出がある場合はリハーサルに参加します。
挙式リハーサルの後には、両家の親族が集まって親族紹介を行うことが多いです。
新郎新婦の父親がそれぞれ自分の家族を紹介し、その後血縁の近い順に名前と続柄を紹介していきます。
親族紹介のタイミングは会場によって異なりますので、どのタイミングで行うか事前に確認しておくと安心です^^
結婚式当日:挙式でやること
【1】挙式演出への参加
【2】記念撮影
【1】挙式演出への参加
▪️教会式の場合
教会式で結婚式を行う場合は、新婦の母親がベールダウン、新婦の父親がバージンロードでのエスコートの役割を担います。
また、結婚式場によっては、両家の母が結婚証明書に立会人としてサインをすることもあります。
▪️神前式の場合
神前式で結婚式を行う場合は、儀式の終盤で玉串奉奠(ほうてん)を行う場面があります。
新郎新婦に続き、媒酌人夫婦(いる場合)、両家代表(一般的には両家の父親)がこの役割を担います。
また、最近では、入場の前に、新婦の母親が新婦の胸元に筥迫(はこせこ)を挿してあげる筥迫の儀を行うこともあります。
緊張しないように、結婚式当日に担う役目を事前に伝えておくと安心です^^
▪️人前式の場合
人前式で結婚式を行う場合は、セレモニーの内容によって親御様の役割・役目もさまざまです。
一般的には新婦の父親がバージンロードをエスコートしたり、新婦の母親がベールダウンをしたりしますが、どのような内容・進行になるかを事前に共有しておくのがオススメです^^
【2】記念撮影
挙式の後には新郎新婦と親族が集まって記念撮影を行います。
会場スタッフの誘導に従って、撮影場所まで移動しましょう。
記念撮影のタイミングも会場によって異なり、挙式前に行うケースもあります。
結婚式当日:披露宴中にやること
【1】主賓のスピーチや乾杯シーンにて
【2】ゲストへの挨拶回り
【3】謝辞•ゲストのお見送り
【1】主賓のスピーチや乾杯シーンにて
披露宴が始まると主賓のスピーチや乾杯の挨拶などが行われます。
この際は、親御様も新郎新婦と一緒に立ち上がって聞くようにします。
相手から「どうぞおかけください」と促してくれる場合には座ってもかまいません。
また、スピーチの終了時には再度立ち上がって拍手をおくるようにしましょう^^
【2】ゲストへの挨拶回り
歓談タイムに入ったらゲストの席に挨拶をしに行きます。
自分側のゲスト、相手側のゲストの順に挨拶をします。
その後は、自分側の親族、相手側の親族のテーブルを回り、お酒をつぎながら感謝の気持ちを伝えます。
お酌をしてもらったらグラスへひと口、口をつけるのがマナーですが、お酒を飲まない方に対して無理強いしてはいけません。
スピーチや演出が始まったら、挨拶回りを一度中断して戻りましょう。
ただし、挨拶回りは必ずしなくてはいけないというわけではなく、地域の慣習や家庭の考え方による場合もあります。
事前に両家で打ち合わせをして、考え方を統一しておくとよいですね。
また、最近は新型コロナウイルスに対する懸念もあり、会場側からお酌自体を控えるよう促される場合もあるので、事前にプランナーに確認しておくと安心です^^
【3】謝辞•ゲストのお見送り
披露宴の結びには、新郎新婦から花束や記念品の贈呈があるのが一般的です。
会場担当者の誘導に従って、所定の位置につきましょう。
このタイミングで花嫁の手紙が朗読されることもあります。
感動して涙が出てしまうかも…と心得て、ハンカチの準備をしておくと安心です^^
花束•記念品贈呈に続いて、両家代表謝辞へと進みます。
両家代表謝辞は新郎の父親が、この役割を担うのが一般的です。
スピーチをする人は落ち着いて、滑舌よく話すことを心掛けましょう。(メモを見ても構いません^^)
スピーチの内容は出席していただいたことへのお礼と、新郎新婦への支援・指導のお願いがメインとなります。
内容は2〜3分程度にまとめるのがオススメです♪
また、披露宴がお開きになったら、ゲストをお見送りするという役割・役目があります。
会場担当者の誘導に従って、ゲストより一足先に新郎新婦とともに退場し、会場の出入り口付近に並び、ゲストのお見送りに備えるのが一般的です。
ゲストが会場から出てきたら、一人ひとりの顔を見て感謝の気持ちを伝え、送り出すのがマナーです。
なお、この際に話し込むとゲストの列が滞ってしまいますので、軽く挨拶をする程度に留めておくようにしましょう^^
最後に
今回は「結婚式当日 親御様の過ごし方」についてご紹介しました。
新郎新婦の親御様は、結婚式ではゲストでありながらも、式を盛り上げたり新郎新婦をサポートしたりする役割もあります。
事前に親御様のスケジュールを確認し、親御様にお願いしたいことを共有しておくことで、親御様の不安な部分も取り除いてあげるのがオススメです^^