
こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪
今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!
今回のテーマは「夫婦が改めて愛を誓うセレモニー「バウリニューアル」って知ってる?」です!
「バウリニューアル」という言葉、聞いたことがないという方がまだまだ多いかもしれませんが、実は近年じわじわと注目されてきているとっても魅力的な愛のセレモニーなんです!
今回は「バウリニューアル」はなんのためにやるの?どうやってやるの?などについて解説したいと思います!
参考になれば幸いです✨
バウリニューアルとは?
「バウリニューアル( Vow Renewal )」とは、「Vow(誓い)」と「Renewal(更新)」を組み合わせた言葉で、直訳すると『誓いの更新』という意味。
元々は欧米で広く行われている文化で、夫婦が結婚記念日や家族の節目・記念日などに改めてお互いへの愛を誓い合うというセレモニーのことです。
年月を重ねた夫婦が、これまで共に過ごしてきたことを祝い、お互いに感謝の気持ちを伝え合う、というのがバウリニューアルの本質。
単に「結婚式が楽しかったからもう一度やりたい」「またドレスが着たいから」などといった願望を叶えるものではなく、ふたりの絆を再確認し、これからも続いていく愛を改めて誓い合うための儀式です。
長年結婚生活を送っていると、日常生活に追われてパートナーへの感謝や愛を表現する機会が減ってしまうもの。そのような中で、バウリニューアルは夫婦の関係を見つめ直し、絆を再確認する特別な機会になります。
バウリニューアルは、何かと忙しい現代人のライフスタイルや人間関係、家族との付き合い方の変化に伴い、夫婦が改めて絆を深める機会を求める傾向が高まっていることから、より支持を得ていると言えるかもしれませんね。
バウリニューアルの魅力とは?
【1】 夫婦の “絆” を深めることができる
バウリニューアルの最大の魅力は、やはり夫婦の「愛情」や「絆」を再確認できるということ。
仕事や家事、子育てなど、多くのことに追われる日々の中で、改めて相手を愛おしく思う気持ちや日々の感謝を実感するのは簡単なことではありませんよね。
照れくさくて言葉にできない人もいれば、そんなことすっかり忘れていたという人もいるでしょう。
バウリニューアルのセレモニーを行えば、きっとその“非日常な空間”がふたりの背中を押して、日常の中ではなかなか伝えられないことも素直に伝えられるかも。
【2】 明日からも頑張るための糧になる→人生のモチベーションが上がる
結婚式を挙げた夫婦は経験があるかもしれません。結婚式が終わったあとに感じた「幸福感」「余韻に浸るフワフワとした気持ち」「家族や友人の存在のありがたみ」。そういったものは実感するだけではなく、大切な人と“共有”することでより一層強く心に残るもの。これからも大切にしていきたい、これからも頑張ろう!というモチベーションに繋がるのが「バウリニューアル」です。
【3】 夫婦だけで?ゲストも一緒に? など形式はふたり次第!
バウリニューアルには、こうでなければいけないというルールは特にありません。
夫婦ふたりきりで行うもよし、こどもがいらっしゃれば新たな家族の門出として行うのもよし。また、結婚式が終わっても両家が集まり交流できる機会を作りたいと、両家を招待して行う方も。
またセレモニーを行う場所についても、思い出の場所で行う方もいれば、旅行を兼ねて旅先で行う方も。
結婚10周年、20周年・・など特別な節目だけでなく、子育てが一段落したタイミングや新しい生活をスタートとする機会に行われることもあります。タイミングや参加する顔ぶれなどにより雰囲気を変えられるのも大きな魅力のひとつですね。
【4】日常の中では叶わない “特別な思い出” になる
結婚式以外で、夫婦の特別な思い出になる行事ってどれくらいあるでしょうか。
結婚記念日はどこかで食事くらいはするかもしれない、こどもが産まれればこども中心の生活、写真になっていくかもしれない。でもそれって「夫婦の愛」があってこそ喜び合えるものですよね。
だからこそ「バウリニューアル」というカタチで、改めて「夫婦の絆」を再認識することで、家族として歩むこれからの人生をより大切に、より幸せに感じることができるでしょう。
どうやってするの?流れは?注意点はある?
バウリニューアルを行いたい!と思ったら、何からどのように進めていけば良いのでしょうか。基本的な流れ・注意点について解説します。
■■セレモニーの流れは?■■
セレモニーの流れは、基本的に結婚式とほとんど同じで、例えばキリスト教式なら、牧師先生の話を聞き、誓いの言葉を交わし誓約書にサインをするという流れが一般的。
ですが、バウリニューアルにはこうでなければならないという決まりはなく、結婚式のように大勢のゲストに対してお披露目するような要素はないので、ふたりらしいオリジナルな内容にしてもOK。
チャペルなどでセレモニーのみ行う方もいれば、併せて食事を楽しむ時間を用意するパターン、プロのカメラマンを入れた写真・動画撮影をメインに構成するパターンもあります。
普段なかなか利用することのないちょっと特別なレストランで食事をしたり、記念旅行を兼ねて旅先でセレモニーを行うのも素敵ですよね。
またリゾート地や海外でバウリニューアルを行えば、非日常空間の中で忘れられない思い出深い時間を過ごすことができるでしょう。
■■プランニングの手順は?■■
【1】 日取りを決める
結婚○○周年のお祝いとして結婚記念日に行う方が多いですが、子育てが一段落したタイミングや新しい生活のスタートに、など様々。いつ行うのが良いのか?数年ごとに行うのか?ふたりのベストなタイミングを考えましょう。
【2】場所を決める
どんな空間・雰囲気のなかでバウリニューアルを行いたいのか、おふたりでしっかりと話し合うべき項目です。結婚式場やホテル、ハワイなどのリゾート地etc.. 選ぶ場所によってセレモニーの雰囲気は大きく変わります。バウリニューアル専用のプランがある会場を利用するのが一番スムーズですが、対応しているところはまだまだ少ないようです。挙式のみのプランや少人数ウェディングに対応している会場、またフォトウェディングのプランをうまく活用するのも◎でしょう。
【3】 予算を考える
バウリニューアルでは、ゲストからご祝儀をいただくことはありません。
おふたり以外に参加して欲しい方がいる場合は、会費制にするのか、会費もいただかないのか、明確にした上でお招きしましょう。
【4】当日の進行・誓いの言葉を決める
「誓いの言葉」に決まったルールや言い回しはありません。心からの想いを手紙にしたり、相手に改めて誓いたいこと、約束を伝えるのも良いですね。
これまでの結婚生活を振り返り、そしてこれからについて考える。バウリニューアルではそれらをしっかりと素直に言葉にすることが大切です。
正式なセレモニーとは違い、当日の司式者は家族・友人・おふたりのお子様など誰でもOK。結婚式のように誓約書を用意し、サインするのも◎ ゲストがいるのであれば、おふたりに向けた言葉を一言ずつ頂くと、アットホームであたたかい雰囲気に包まれますよ。
【5】当日の衣装を決める
バウリニューアルに決まったルールはないので、どんな服装で行うのかはおふたり次第。写真映えも考慮し、結婚式同様ドレスとタキシードに身を包む方もいれば、テーマカラーやコンセプトに合わせてコーディネートする方も。
【6】記録の残し方を決める
プロのカメラマンを依頼する?写真のみ?動画も撮る?など、記録の残し方もバウリニューアルの大切な要素。どんなシーンやポージングを撮影したいのか、SNSなどで情報収集してイメージを膨らませておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
長い月日、共に時間を積み重ねていく中で行うからこそ意味がある、愛のセレモニー、バウリニューアル。
通常の結婚式とはまた違った魅力がたくさんあることが分かりました。
記事にまとめながら筆者もその魅力に非常に惹かれてしまいました。
人生の伴侶と過ごす時間は、結婚後何十年と長い年月続いていくもの。きっと楽しいことばかりではないでしょう。
いつでも穏やかな気持ちで、感謝を持って、日々愛を伝える・・ なんてなかなか難しい!
人は毎日に慣れてしまうと、それがどれだけ幸せなことか、ありがたみを忘れてしまう生き物です。
だからこそ、一度立ち止まって振り返り、感謝を伝えること。残りの人生を共にするパートナーに愛情を示すことはとても大切で、そのひとつの手段として「バウリニューアル」があるのではないかなと思います。
共に生きられることの感謝と祝福を。これからも大切にしていくためのセレモニー。
みなさんも是非検討してみては?✨
参考になれば幸いです。
文/Emiko(コラムニスト)




