こんにちは!

ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪

今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。

今回は「挙式を華やかにする演出」についてご紹介します。

挙式演出の役割とは

挙式は、新郎新婦が結婚を誓う大切な儀式。


挙式のスタイルによって、それぞれ定番の演出があります。

例えばキリスト教式では、誓いのキスや、お父さまのエスコートでバージンロードを歩くといった演出を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

挙式の演出には、大切な儀式をより効果的に、魅力的にみせる役割があります^^

挙式演出をするタイミング

挙式スタイルごとに、基本的な流れは異なりますが、挙式演出をするタイミングは大きく分けて

・挙式前

・挙式中

・挙式後

3つに分けることができます^^

それぞれのタイミングでオススメの挙式演出をご紹介していきます♪

挙式前にオススメの演出!

【1】ファーストミート

【2】リップセレモニー

【1】ファーストミート

ファーストミートとは、結婚式当日、各々の部屋で準備を整えた新郎新婦が、お互いのドレス・タキシード姿を初めて見せ合うことです。

欧米では、結婚式の前に新郎が新婦の姿を目にすると、幸せになれないという言い伝えがあったことから、この習わしが始まったとされています。

また新郎新婦だけではなく、結婚式当日にどのゲストよりも先に、ご家族へ晴れ姿をお披露目する「ご家族とのファーストミート」も♪

このタイミングで、ご家族に感謝の気持ちを書いた手紙を渡すのもオススメです^^

【2】リップセレモニー

「リップセレモニー」とは、新婦のお母さまが花嫁の身支度の仕上げとして、口紅を塗ってあげる演出のことをいいます。

これは、新婦が小さなころから着替えをさせてあげたり、洋服のコーディネートをしたり、時にはメイクを教えてあげたりと、女の子として『一人前』に育て上げたお母さまから、お嫁に行く娘への最後の身支度を整えてもらうことで、お母さまへ「今までありがとう」の感謝を伝えることのできる演出です^^

特に、白無垢を着た和婚の花嫁に人気の演出ですが、ウェディングドレス姿で行うのも素敵です♪

挙式中にオススメの演出!

【1】ベールダウン

【2】ブライズメイド

【3】リングボーイ・リングガール

【1】ベールダウン

「ベールダウン」とは、挙式の入場シーンで新婦のベールを新婦のお母さまや大切な方におろしてもらうセレモニーのことをいいます。

このベールダウンのセレモニーには、2つの意味があるといわれています。

ひとつは「魔除け」の意味。

ヨーロッパのある地方では、結婚式の当日に花嫁が教会へ向かう途中、悪魔にさらわれるという古い迷信がありました。

そこで、母親が花嫁の顔にベールをかぶせ、悪魔に見つからないように教会へ向かったことが起源と言われています。

ベールには「愛する娘を災いから守ってくれますように」という、母親の願いが込められているのです。

そして、ふたつめは「母親が手伝う最後の身支度」という意味です。

母親は娘が生まれてからずっと傍らで成長を見守り、助けてきました。

結婚式当日に新婦がウェディングドレスを身にまとい、ベールをおろすのは身支度の最後の仕上げ。

「今までは私が一番そばで見守っていたけれど、これからは新郎さんが守ってくれるね。喜んで送り出すから、幸せになってね」そんなお母さまの思いが込められているのです。

こんな素敵な意味を持つベールダウンのセレモニーは、家族の絆を感じることができる、人気セレモニーのひとつです^^

【2】ブライズメイド

「ブライズメイド」とは、新婦の付き添いや立会をつとめる女性のことをいいます。

2~5人程度で、その中でも代表的な立場の人を「メイドオブオナー」と呼びます。

独身であることを条件に、新婦の姉妹や従姉妹、友人にお願いすることが多く、ブライズメイドはお揃いの衣装を着るのが特徴♪

海外ウェディングのようなおしゃれな雰囲気で挙式をしたいカップルにオススメです^^

【3】リングボーイ・リングガール

結婚指輪を乗せたリングピローを運ぶ男の子を「リングボーイ」、女の子を「リングガール」と呼びます。

海外では男女ともその役目をするお子さまのことを「リングベアラー」と呼ぶそうです^^

リングボーイ・リングガールは近親者の子どもに頼むことが一般的ですが、友人の子どもに頼む場合も。

年齢は4歳から10歳くらいのお子さまに頼むのがオススメですが、年齢制限はないので、頼みたい人に頼んでくださいね^^

リングボーイ・リングガールを頼むときは、子どもがバージンロードを歩けるかどうかを確認しておくと安心。

ひとりでは無理そうであれば、親御さんに付いてきてもらうか、お子さまの兄弟なども一緒に歩いてもらうのもオススメです♪

挙式後にオススメの演出!

【1】○○シャワー

【2】バルーンリリース

【3】ブーケトス

【1】○○シャワー

挙式を終えて教会から出てきた新郎新婦が花道を通るときに、ゲストから祝福をしてもらう「シャワー演出」。

中でも、ゲストが花びらをまいて祝福する「フラワーシャワー」が代表的ですが、フラワーシャワー以外にも、いろいろなシャワー演出があります。

教会式だけではなく、神前式にも合うシャワー演出もあるので、人気が高いシャワー演出をご紹介します^^

▪️羽毛を使ったフェザーシャワー

羽毛を使った「フェザーシャワー」は、ひらひらとゆっくり落ちる羽がとても幻想的でメルヘンな演出です。

羽は、天使を連想させるアイテムの1つです。天使は災いや悪魔から守り幸福へと導いてくれるため、フェザーシャワーには「末長く幸せでいられますように」という願いも込められています。

また、羽毛は花びらよりもゆっくりと落ちてくるため、写真に収めやすいというメリットも♪

軽くて遠くへ投げにくいため、花びらを混ぜるなどの工夫をするとより華やかになります。

▪️シャボン玉を使ったバブルシャワー

シャボン玉を使った「バブルシャワー」も、近年人気が急上昇している演出です。

バブルシャワーは、ゲストにシャボン玉を吹いてもらうこともできるので、小さいお子さまのゲストにも、喜んでもらえますよね^^

シャボン玉は飛んでいる時間が長いため、みんなに協力してもらってたくさんのシャボン玉を飛ばすとロマンチックな世界を作れます。

こちらもフェザーシャワーと同じく写真に収めやすいというメリットも♪

シャボン玉専用の機械をレンタルできるところもあるので、シャボン玉は機械にまかせて、ゲストにはフラワーシャワーをしてもらうという合わせ技もおすすめです^^

▪️和婚におすすめの折り鶴シャワー

小さい折り紙や、千代紙などの和紙で作った折り鶴をまく「折り鶴シャワー」は、和婚の定番になりつつある演出です。

折り鶴には、健康や平和という意味が込められているため、新郎新婦やゲストが健康で平和に過ごせるようにという願いを込めてまきます。

新郎新婦の2人だけで折り鶴をたくさん作るのは大変なので、事前に友人たちを誘って一緒に作ってもらうのもオススメ♪

和婚には、他にも紙風船や水引などを降らせるという演出も似合いますので検討してみてくださいね^^

【2】バルーンリリース

「バルーンリリース」は、ヘリウム等を注入したバルーンを空へ飛ばす演出です。

結婚式でのバルーンリリースには「2人の幸せが天まで届きますように」という意味が込められています。

空に飛んでいくバルーンの視覚的な華やかさが写真にも映えるので、人気な演出のひとつです^^

【3】ブーケトス

結婚式の定番演出のひとつでもある「ブーケトス」。

ブーケトスには、女性のゲストに向けて花嫁がブーケを投げることで、新郎新婦の幸せをゲストにおすそ分けするという意味が込められています。

そのため、投げられたブーケをキャッチした人は次に結婚をすることができるといわれています^^

最後に

今回は、「挙式を華やかにする演出」についてご紹介しました。

挙式ならではの神聖な雰囲気を大切にしながらも、定番シーンに少しのアレンジを加えるだけで、ぐっと新鮮で印象的なシーンになりますよね♪

定番の挙式の流れの中にふたりらしさをプラスして、おふたりはもちろん、参列してくれた家族やゲストの心にもしっかりと残る挙式にしてくださいね^^