こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪

以前、ブライダル業界にてウェディングプランナーのお仕事をしておりました!プライベートでは、2年前に結婚し、無事に自身も花嫁になることができました♪(笑)

現在は主人との結婚生活を送りながら執筆活動をしております。

多くの新郎新婦のウェディングをお手伝いしてきたからこそ分かることや、実際に自分の結婚式をしてみて感じたこと等、皆様の参考になる記事をお届けしていきたいと思います!

今回は、「コロナ禍で結婚式をあげてみて~式場の決め方・進め方~」についてお届けします!

「コロナ禍」という言葉をよく目にするようになってから、早くも2年が経とうとしていますが、未だに終息の目途は立っておらず、飲食店の時短営業やイベント会場の人数制限など、まだまだ行動に制約の多い生活が続いています。そんな中でも非常に悩ましいのが「結婚式」ではないでしょうか。

何を隠そう、私もつい最近まで結婚式について悩み続けている花嫁のひとりでした!入籍は2019年、結婚式は2021年9月に実施しています。その頃と言えば全国各地で緊急事態宣言が発令されており、国内の感染者数は過去最高と言われていました。正に「コロナ禍」での結婚式を経験したばかりの卒花だからこそ分かること。実体験を元にレポートしていきたいと思います。お役に立てる内容があれば嬉しいです♪

【コロナ禍結婚式はどうやって決めるの?】

結婚式をすると決めたら、まず決めることになるのは、式場と日程、そして人数規模だと思います。

ここまでは、コロナ禍でもそうでなくても同じです。では、コロナ禍での結婚式は通常と何が異なるのでしょう。

~これまでの結婚式と異なること・考慮すべきこととは?~

開催時期の決め方

これまでの感染状況や動向を加味しながら、自分たちのライフイベントのスケジュール(仕事やハネムーン、出産等)と照らし合わせ、慎重に時期を決める必要があります。ここで留意すべきなのは、予想は必ずしも当たるわけではなく、状況は日々変動するということです。自分たちにとってベストな日程を決めたら、万が一延期することになった場合、遅くともいつまでに実施したいのか、又は延期が難しかった場合中止という判断をするのか。ある程度前もって話し合っておき、ご家族等身近な方にはお話ししておくことをお勧めします。

式場の決め方

安心・安全な結婚式を成功させるために、私は下記の内容を満たす式場に決めました!

★政府からのガイドラインに基づきしっかりとした感染対策をとられていること★

→こちらは守られているのが大前提ですが、+αで実施内容を「見える化」している式場はとても安心です。私が結婚式を行った式場はガイドラインの資料をくださったので、不安に思われているゲストの方にそちらをお見せして、少しでも安心頂けるよう努めました。

★コロナ禍での婚礼事例があること★

→感染対策がとられているとは言え、やはり事例がある会場だと安心ですよね。コロナ禍で婚礼実績のある式場は、どういった感染対策が可能か等リアルな事例をお話して下さいますし、状況に合わせて柔軟な対応をしてくれるところが多いと思います。

★オンライン打ち合わせが可能なこと★

→実際に打ち合わせを経験してより実感したのですが、結婚式の打ち合わせ内容で必ず対面で決めなくてはならない項目はごくわずかです。まずは主催者である自分たちの身の安全を守るためにも、オンライン打ち合わせが可能な式場が安心ですね。

★希望の人数で実施が可能なこと★

→意外と皆さんご存じでないのですが、式場によって収容可能な人数の下限と上限があります。無駄足にならないよう必ず事前確認をしてから会場見学にいきましょう!

私は、コロナ禍での結婚式を行う上で「どうしても参加頂きたいゲストは誰なのか」また「実施した場合のリスク」を今一度考え直し、両家親族のみの少人数披露宴(20名少々)にしたため、それが対応可能な式場へ見学にいきました。

コロナ禍結婚式を経験して感じたリアル

~ズバリ!これに苦労した!~

★日々変わる状況。求められる判断と対応★

私の場合は、挙式日1か月前の時期に県からの要請で新たに「酒類の提供禁止」「テーブルごとの人数制限」「パーテーションの設置」が決まりました。担当のプランナーさんからその連絡を受けた時は正直とてもショックで、

「あぁ、席次表を作り直さなきゃ・・」

「せっかく来てくれるゲストにしっかりおもてなしできないなんて・・ゲストに失礼ではないか?」

「そもそもこんな状況で結婚式をして良いのかな・・」

と悩み、ひっそり泣いた夜もありました。(笑)

その時はコロナに振り回されているような気持ちでとても辛かった・・・。けれど、そんな時相談していた家族や友人からかけられた言葉。「お酒を飲むために結婚式にいくわけじゃないから」「どんな結婚式になるとしても、二人がやると決めたなら喜んでお祝いしにいくよ!」・・・

また泣きました。(笑)

もちろん、状況に合わせて準備をしていくことは大変です。ですが、そのおかげで「結婚式をやる意味」「譲れないもの」は何なのか?を考えて都度整理することができ、その芯からぶれさえしなければ予定通り実施するとしても、延期するとしても、しっかり対応していけると再認識しました。

★不安や価値観は人それぞれ★

準備を進めていく中で、コロナ禍結婚式に対しての価値観は人により全く異なるということを痛感しました。

「きっと大丈夫!予定通り実施したい」、または「実施して欲しい!」と言う人も居れば、「万が一のことがあったらどうするの」「参列したい気持ちは山々だけど、不安・・」と思う人も居て。。。

これから結婚式を予定している皆さんにも是非理解して頂きたいのは、人により異なるそれぞれの価値観に「正解」も「不正解」もないということ。誰も経験したことのない状況に、疑問や不安を感じることはごく自然なことで当たり前なのです。だから、どうか否定しないで差し上げましょう。卒花の私からアドバイスできることがあるとすれば、この3つです!

  1. 結婚式に対する考えは、まず夫婦間でしっかりとことん!話し合いましょう!

主役であるおふたりの方向性がずれていると、準備は難航しがち。結婚式場を探し始めるタイミングで、まずは夫婦でお話をする時間を取って下さい♪

  1. 参列する家族やゲストも不安や悩みを抱えているということを忘れないで!

ただ招待状を送るだけではなく、実施にあたっての自分たちの想いや対策等を事前に説明しておくこと、またそれぞれ感じている不安要素へのケアをしておくことをお勧めします。

  1. 結婚式をやると決めたら、そのリスクを理解した上でできることはすべてやる!

例えば私の場合は、参加者全員に抗原検査キットを配布し、陰性だった方だけ参加して頂くという形をとりました。また他には、お酒でおもてなしができない分、お料理とギフトのボリュームを増やしたり、参加者間でマイクを回す場合には必ず消毒を行ったり、マスクケースを配布したり。万が一キャンセルになった場合の各費用を事前に確認したうえで資金を工面したり。。

一つ一つは小さなことかもしれませんが、コロナ禍という未曽有の事態です。そんな中で結婚式を行うのであれば、やれることは全てやる義務があると私は思っています。

それは大切なゲストのためであり、自分たちのためでもあるのです。

~それでも結婚式をして良かったこと~

★結婚式だからこそ集まることができた親族★

私の場合、両家の親族が関東~九州と離れていたこともあり、コロナ禍でずっと顔合わせを出来ずにいました。

結婚式をして良かったと感じたのは、何より大切な家族・ゲストの皆さんがやっと交流を深めることができ、とても幸せそうな表情を見られたことです!

披露宴中に、こんな言葉をくれた親族がいました。

「どうなることかと思ったけど、結婚式をしてくれたことで久しぶりに親族が集まることができて、本当に良かった」「こういう時代だからこそ、皆さんで一緒に前を向いて、助け合っていきましょう!」

この言葉が私は忘れられません。結婚式を行う意味が、心にストンと落ちた瞬間でした。

★心から笑顔になれた日★

コロナ禍での生活は、不安・辛抱・我慢が多く・・ テレビをつけてもそれを煽るようなニュースばかりが流れていますよね。思えばこの約2年間、私自身ネガティブな思考になることが多く、眉間のシワが濃くなるばかりでした。。。(笑)

きっと参加してくれたゲストの皆さんもそうだったのではないでしょうか。当日は暗い話は忘れて、本当に盛り上がり、終始温かな時間が流れていました。あんなに誰かと心の底から笑い合えたのは久しぶりだったように思います♪

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いかがでしたか?

今日は卒花だからこそ分かるリアルレポをお届けしました♡

これから結婚式を検討されている新郎新婦さんは、分からないことばかりで悩まれることも多いと思います。ですが、同じような悩みを抱えている方が今たくさんいることを忘れないでください。そして多くの方がそれを乗り越えていること。私も、一緒に前を向いてくれる主人の存在や、参加して下さるゲストの存在があって、夢だった結婚式が叶いました。結婚式を通して強くなった絆や感謝の想いは一生ものです。

皆さんも最高に素敵な日を迎えるために、一つ一つ、大切に進めていきましょうね。心から応援しています♪

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