こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪

今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!

今回のテーマは「心温まる挙式演出『グローブセレモニー』って知ってる?」です!

皆さんは「グローブセレモニー」という演出をご存じですか?

今回は、最近人気のあるこの演出について、魅力を解説したいと思います!

参考になれば幸いです♩

グローブセレモニーとは?


新婦が入場前「嫁入り前の最後の身支度」として、親御さまにベールダウンセレモニーをしてもらうシーンはご覧になったことがあるのではないでしょうか。

お化粧の仕上げに口紅を塗ってもらう新婦さまもいらっしゃいますね。

「グローブセレモニー」とは、「新郎の最後の身支度」を親御さまに手伝ってもらう演出のこと。

挙式で新郎は白いグローブを持ちます。実際には着用することはないので、何のために持っているのだろう?と疑問に思っていた方もいらっしゃるのでは?

実はこのグローブには様々な意味があり、

■花嫁にとってのベールと同じように「魔除け」の意味

■挙式を行う神聖な空間では剣を持てないため、剣の代わりにグローブを持ち「花嫁を守る意思」を表す

■剣の代わりにグローブを持ち「敵意がない」ことを表す   

などと言われています。

新郎が握っているグローブ、単なる身だしなみとしてあるものではないのですね。

(私もブライダルのお仕事をするまではただのオシャレとか、なんとなく大概の新郎が持っているもの、くらいのイメージでした!笑)

新郎のグローブは「結婚への覚悟」「新婦を守る決意」なのです。

グローブセレモニーは、このグローブを「花嫁さんをしっかり守ってあげるんだよ。」そんな想いを込めて、親御さまから新郎に渡してもらうというもの。

グローブセレモニーをお願いしない方の親御さまには、ジャケットセレモニーやブートニアセレモニーなどをお願いして、ご両親おふたりから送り出していただくのも素敵ですよね。

グローブセレモニーは、こうでなければならないという厳密な決まり事などはなく、その「ご家族らしい雰囲気」のなかで行うことができるセレモニーです。

グローブセレモニーの魅力とは?


■新郎が主役の演出になる

挙式の入場シーンは、新婦と親御さまに注目が集まりがち。

ですが、グローブセレモニーは新郎と新郎の親御さまにスポットがあたる演出です。親御さまにとっても思い出深いワンシーンとなるでしょう。

グローブを握る定番のカットも、更に素敵に映ります。

また、お父様とお母様どちらかだけではなく両方にご活躍いただく演出がしたいとお考えであれば、ジャケットセレモニーをお父様、グローブセレモニーはお母様にお願いするのも◎ですね。

■新郎から親へ感謝を伝える機会になる

新郎の身支度を手伝う時間、親御さまも息子の「成長」、そして「結婚」を実感することでしょう。。

どんな想いで送り出してくれるのだろう?親御さまのキモチを想像しながら、普段なかなか伝える機会のない「これまでの感謝」を伝えてみても良いですね。

■挙式の入場シーンが和やかな雰囲気に

挙式の入場シーンはまず新郎ひとりだけのことが多いので、一気に注目が集まり緊張してしまいますよね。

グローブセレモニーを行うと、新郎も親御さまも自然と笑顔になり会場も和やかな雰囲気に。

支度を終えた新郎と見送る親御さまの表情が印象的で、感動の涙を流すゲストもいらっしゃいます。


♥実際にグローブセレモニーを行った Instagram @20231209wd さまの声♥ 

私は扉の向こうだったので直接は見られなかったのですが、セレモニーの最後に背中を押してもらって照れながらも嬉しそうに入場してる主人、

それを優しく見守りながら笑っているお義母さん、お義父さんの顔を写真や動画で見て

このセレモニーを取り入れて本当に良かったなと思いました🤭✨

どちらかというと新婦にスポットが当たる事が多い挙式ですが、新郎新婦2人ともが大切な人と向き合う時間が作れたのでやって良かった演出の1つでした💐✨

グローブセレモニーの注意点はある?


■事前に必ず担当プランナーに相談をしましょう

グローブセレモニーを行いたい場合には、必ず打ち合わせでプランナーに相談を。

カメラマンとも共有をして、素敵な瞬間を写真に収めてもらいましょう。

また、演出は親御さまにサプライズで当日お願いする?説明は新郎から?スタッフから?などによりオペレーションは異なります。

当日スムーズに進められるよう確認しておきましょう。

■グローブセレモニーは誰にお願いする?場所は?

この演出は、誰が行わなければいけないといった決まりはありません。両親ともにお願いをしたければ、ジャケットはお父様、グローブはお母様から受け取る、などのアイデアもあります。

また、ゲストの前で行うことに抵抗がある場合には、前室やブライズルームで行うことができる式場もありますよ。

検討してみてくださいね。

■グローブは持ち込み?レンタル?格安入手する方法も!

新郎のグローブは、レンタルセットに含まれていたり、買取りになったりとショップにより異なるため、事前の確認が必要です。

また、挙式の大切なアイテムではあるものの実際には着用せず手に持つだけということもあり、可能な限り格安で用意できるよう工夫される方も多いです。

少しでも節約したい!とお考えの方は、フリマサイトやネット通販などをチェックしてみてくださいね。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

手に持つだけで、特別感が増し、見た目の印象もグッと引き締まる「白いグローブ」。

妻をしっかりと守っていくという「覚悟」が込められているということが分かりましたね。

そんなグローブを親御さまに手渡していただくグローブセレモニーは、する側も見ている側も心がホッコリする演出です✨

是非、みなさんも検討してみてくださいね。

素敵な挙式になりますように✨

文/Emiko(コラムニスト)