こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪

今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!

今回のテーマは「取り入れてみて♡『挙式当日の家族との過ごし方』」。

結婚式当日は、ゲストに挨拶をしたり、プログラムに追われたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまうものです。

だからこそ、おふたりと同じくらい想いをもって当日を過ごす『家族』との過ごし方を“前もって考えておくこと”は大切なことかもしれません。

今回は、家族も心がホッコリするような結婚式となるよう、オススメの過ごし方を紹介したいと思います♪

是非参考にしてくださいね。

『家族との過ごし方』で気を付けるべきこと

家族全員にとって過ごしやすい一日になるよう、まずは「気を付けるべきこと」を解説したいと思います。

1.  「タイムスケジュールは?」「役回りは?」事前説明は丁寧に

おふたりのご家族、特に親御様は、その他のゲストとは異なる動きをするシーンが多くあります。そのため、当日の集合時間だけではなく、一日を通しての大まかなタイムスケジュールはしっかりと伝えておくようにしましょう。

また、「親族紹介の代表紹介者」や「ベールダウン」「挨拶回り(ビールをお酌して回ることが多いですね)」など、個々の「役回り」についてもしっかりと説明を。

子供の結婚式が初めてという親御様は、特に不安に思っているかも。当日を迎える前に、おふたりから丁寧に説明して差し上げましょう。

2.  親御様に「ゲストの顔ぶれ」を伝えておきましょう

当日どのようなゲスト(家族以外の)が列席予定なのか、事前に伝えておくと挨拶まわりの際に話しやすくなります。「息子からよく話は聞いております」「これからも仲良くしてあげてください」そういった一言がかけられると打ち解けやすく、親御様も気持ちが楽ですよね。

3.  「サポートが必要な人」はいる?必ず事前確認を

車椅子のレンタルが必要な人、授乳室の利用が必要な人などがいれば、当日困らせてしまうことがないよう事前に確認し手配をしておきましょう。

4.  当日の「配慮やおもてなし」両家で“格差”を出さない

例えば、新婦側の家族にはホテルやお車代を用意したのに、新郎側は各自に任せた。新郎の父は親族紹介で自分が代表して紹介をすることを聞いていたけど、新婦側父は当日知った。など・・

両家族への配慮に差が出ないようくれぐれも注意しましょう。

5.  結婚式後は「お疲れ様でした」の連絡を忘れずに

結婚式という一大イベントを無事終えることができたら、きっと家族も安堵しているはずです。

結婚式を終えた後には、一言「お疲れ様でした」「ありがとうございました」の連絡を入れると良いでしょう。

おすすめの過ごし方・演出

1.  ファミリーミート

当日彼に花嫁姿を初めて披露する「ファーストミート」はよく知られていますよね。

「ファミリーミート」とは、当日ゲストに披露する前に、家族に新郎新婦の姿を見せることです。チャペルで、控室で、親族写真の場所で。場所は様々!

おふたりの成長を小さい頃からずっと見守ってきた家族にとっては、華やかに着飾った「新郎・新婦」として立つ姿は、非常に感慨深いもの。ゲストよりも早く姿を見ることができる特別な時間となります。

2.  リップセレモニー(紅差しの儀)

みなさんは「リップセレモニー(紅差しの儀)」を聞いたことがありますか?

リップセレモニー(紅差しの儀)とは、当日花嫁の身支度の最終仕上げとして、お母様が口紅を塗ってあげるというもの。

ゲストの前で行うものではない分、ゆっくりと落ち着いて行うことができるこのセレモニーは、すっかり大人になった我が子の姿を近くで感じ、「とっても綺麗よ」「幸せになってね」そんな会話が生まれ、心温まる時間に。

ベールダウンセレモニーが難しいベールの形を選んだ場合や、和装ウェディングにもオススメです。

3.  新婦入場前のチャペルビデオ

披露宴の入場前に流れる「オープニングムービー」は、よく目にしますよね!

最近ではもう一つ、“チャペル入場前”に流す『チャペルビデオ』というものがあります。

これは、新婦入場の前に、“バージンロードが持つ意味”の説明や、“親御様へのメッセージ”と共に、幼い頃の写真などを上映するというサプライズ演出。

チャペルビデオ終了と共に扉が開き、新婦の入場という流れが多くなっています。

「これまでの人生で歩んできた道」を意味するバージンロード。その意味や、新婦からの想いを知ったうえで行われる挙式は、より一層感動的なものになるでしょう。

この演出は式場の設備によっては行うことができないため、事前に確認を。

4.  サンクスバイト

「サンクスバイト」とは、今までお世話になった人に、ありがとうの気持ちを込めておふたりからウェディングケーキを食べさせてあげる演出のこと。見たことがあるという人も多いのでは。

親御様に対して行うのであれば「今まで美味しいご飯を食べさせてくれてありがとう!」「ここまで育ててくれてありがとう!」の気持ちを込めて。

ですが、実はこの演出、親御様以外に対して行ってもOK!兄弟や、祖父母など、サプライズで指名すると盛り上がりますよね。

感動的でしんみり。な雰囲気が苦手なカップルさんでも、思わず皆が笑顔になるこの演出は明るく楽しいムードで感謝が伝えられるため、オススメですよ!

5.  映像演出に「両親の結婚式写真」をコッソリ潜ませて

最近では、披露宴中に上映するプロフィールムービーなどを自作するなど、こだわりをたっぷり詰め込むカップルが増えてきました。

そこでちょっとオススメなのが『両親が結婚式を行った際の写真』を、ムービーに登場させるというサプライズ。

両親の時代の結婚式は今と全く異なるテイストな上に、若かりし頃の両親の姿は家族みんなが楽しめる一枚のはず。

私も実際にプロフィールムービーに取り入れ、「今の私たちがいるのは、両親が出会い、そして結婚してくれたお陰だよ♡」というテロップと共に写真を出したところ、母からは「嫌だ~~ん!!(笑)」という悲鳴に近い声が上がり、家族にも大ウケでしたよ♪(笑)

この演出には事前に両親の写真を入手する必要がありますので、早めに準備を開始しましょう。

6.  家族だけのプチ二次会

結婚式の後に友人との二次会を行う場合、家族は披露宴お開きの後そのまま解散になるケースが多いですよね。

きっと、おふたりと同じくらい余韻に浸っている家族ですから、友人との二次会までの時間や、夜、後日でもOKなので、『家族とのプチ二次会』を行ってみてはいかがでしょうか。

おふたりの宿泊する部屋や新居へ招待しても素敵ですよね!

結婚式の緊張から解放されたら、是非リラックスモードな恰好で、乾杯を♡

家族との『お疲れさま二次会』おすすめです!

おわりに♡

いかがでしたでしょうか?

結婚式はおふたりだけではなく、ご家族にとっても一生思い出に残る大切な日。

主催者側としての立場で振る舞うことが多いご家族ですが、心の中は様々な感情でいっぱいだと思います。

普段、改めて感謝を伝えることがない方、滅多に家族が集まる機会が無いという方も、結婚式を良いチャンスと捉えて、『家族のための時間』を作ってみてもいいかもしれませんね♡

文/Emiko(コラムニスト)