こんにちは!

ウエディングプランナーとして、10年以上に渡り約1000組の結婚式をお手伝いしてきた茂木です♪

今日も新郎新婦様に一番近い存在として皆様の参考になる記事をお届けいたします。

今回は結婚式にお呼ばれしたときの「ゲストマナーのポイント」についてご紹介します。

ゲストとして最低限おさえておきたいマナーは?

結婚式に招待されたら、楽しみな反面、招待状の返信やご祝儀、当日の服装など、マナーが気になる方も多いのではないでしょうか?

「初めての参列で、全く分からない」という方にも、

「何度か参列してるけど、あんまりマナーに自信がない」という方にも、

結婚式でおさえておきたい最低限の基本マナーをご紹介します^^

招待状の返信マナー

▪️いつまでに返信する?

招待状が届いたら、記載されている期限までに返信はがきを送付するのが最低限のマナーです。

新郎新婦は、返信はがきを受け取ることで出席者の人数を把握するため、招待状が届いた日から2~3日以内に返信できるのが理想的です^^

とはいえ、まだスケジュールが明確に分からないなど、諸事情で投函が遅くなることも。

その場合は、招待状が届いてからできれば3日以内に、長くても1週間以内には 「○○な事情があるため、返信が遅くなります」と新郎新婦へ説明するのがオススメ!

そして、スケジュールがわかった時点で、すぐに電話やLINEなどで新郎新婦に報告できると新郎新婦も安心です。

 加えて返信期限までには返信はがきを出すように注意しましょう!

返信はがきの返信期限は新郎新婦にとって「これより遅くなると準備に差し障りがでるギリギリの期限」で設定されています。

だからこそ、すぐに返信が難しい場合は、 必ず一度先方に連絡を入れることは大切なマナーになります^^

▪️返信はがきの正しい書き方は?

返信はがきの表面は、黒ペンで「行」の文字を二重線で消して、「様」に直します。

はがきの裏面は、「御」と「芳」などの敬称が印字されているので、これらを二重線や「寿」の文字で消すのがマナー。

メッセージ欄がある場合はそこに、ない場合は余白にメッセージを添えるとお祝いの気持ちが伝わるのでオススメです^^

▪️欠席することになったら?

やむを得ず結婚式を欠席することわかった時点で、できるだけ早く新郎新婦に連絡することが望ましいです。

電話で伝えることがベストですが、急ぎのときはメールやLINEで連絡してもOK。

また、欠席する理由が出産や仕事などの場合ははっきり伝えるのがオススメです。

新型コロナウイルスが理由の場合も、はっきり伝えた方が新郎新婦は納得できるので伝える方が良いですが、身内の不幸など不祝儀の場合は、理由は伏せるのがマナーなので、注意が必要です。

ご祝儀のマナー

▪️ご祝儀の相場は?

ご祝儀として包む金額は、少なすぎては失礼になるし、多く包みすぎるとお返しなどの気遣いもありかえって迷惑になってしまうことも。

結婚式にまつわる悩ましいことのひとつに「ご祝儀」が挙がることは多いです。

友人や同僚へのご祝儀は3万円が相場と言われていますが、 自分の年齢や新郎新婦との関係性でも金額は少し変わってきます。

新郎新婦が親族の場合は5~10万円、夫婦で招待された場合は5〜7万円、未成年の子どもを同伴する場合は1万円を一緒に包むなど、金額は変わります。

また、ご祝儀の金額は、縁起の悪い数字を避けるのがマナーと言われています。

まず、偶数の金額は「割り切れる」ことから、別れを意味するので基本はNGとされています。

他にも、4万円や9万円は「死」や「苦」を連想させるということから、避けるのがマナーとなっているので、注意が必要です。

▪️欠席する場合のお祝いはどうする?

【1】直前に欠席せざるを得なくなった場合

「出席」と返事をしていたのに欠席をする場合は、結婚式当日に持参する予定だったご祝儀全額をお祝い金として用意するのがマナーです。

出席しないのだから、全額の必要はないのでは?と思うかもしれませんが、新郎新婦は「出席」の返事を確認した段階から、料理や引き出物を発注しています。

欠席になってしまうのは仕方のないことですが、新郎新婦の準備へお詫びと感謝をこめて、ご祝儀全額をお渡しするのがオススメです^^

【2】1か月以上前に欠席することになった場合

この場合は当日包む予定だった金額の1/3から1/2程度のお祝い金、あるいはお祝いの品を贈るのがオススメ。

この時期であれば、まだ料理や引き出物のキャンセルができる可能性が高く、新郎新婦の準備の負担が少ないためです。

ただし、欠席とわかったらできるかぎり早くに新郎新婦にお祝いが届くように手配するようにしましょう^^

当日の服装のマナー

▪️女性の服装のマナー

女性の場合、洋装なら、フォーマルなワンピースやドレスが基本。

和装なら、未婚女性は振袖、既婚女性は、訪問着や色無地が一般的です。

【結婚式にふさわしくない服装のポイント】 

•主役である新婦の色でもある白い服装

•喪服をイメージさせる全身黒い服装

•肌の露出の高い服装

•個性的すぎる奇抜な服装

•カジュアルすぎる服装

•殺生を連想させる毛皮や爬虫類系の皮製品などを身に着けること

•オープントウ(足先が出る靴)やブーツスタイル

▪️男性の服装のマナー

男性の場合、一般的にはブラックスーツやダークスーツにホワイトのシャツ。白やシルバーのフォーマルタイが基本です。

【結婚式にふさわしくない服装のポイント】

•新郎より目立つ派手なスーツやシャツ

•革ジャンや柄シャツなどの個性的なスタイル

•殺生を連想させる毛皮や爬虫類系の皮製品などを身に着けること

•スニーカーやジーンズなどのカジュアルスタイル

ただし、最近は結婚式の雰囲気もさまざま。

友人が主体のカジュアルなパーティもありますし、招待状に「平服で」などと書かれた結婚式も増えてきています。

結婚式が行われる会場やゲストの顔触れ、結婚式の雰囲気などによって、基本の装いを基に少しアレンジを加えてみるのもオススメです^^

受付のマナー

▪️いつまでに会場に着いていればよいの?

結婚式に遅刻は厳禁。

招待状に記載された時間の20~30分前には会場に着き、15分前には受付を済ませておけるのがオススメ^^

荷物をクロークに預けたり、メイク直しをしたり、余裕をもって到着しておくとバタバタしなくて安心です。

▪️受付での手順は?

まずは受付に着いたら、受付の人に「本日はおめでとうございます」と挨拶を。

その後、ご祝儀袋を袱紗から取り出し、受付から見て正面になるように両手で渡します。

その際に、「心ばかりのお祝いでございます」と一言添えるとさらに丁寧な印象に。

最後に、ゲストの名前や住所を書く「芳名帳(ほうめいちょう)」に記帳をして、受付は完了です。

またこの際、披露宴会場の席配置が記載された席次表など、受付の人から渡される物がある場合もあるので、受け取るのを忘れないよう注意してくださいね^^

▪️遅刻や欠席をすることになってしまったら?

当日、やむを得ず遅刻や欠席をしてしまう場合は、まず急いで会場に連絡をしましょう。

結婚式当日の新郎新婦は、打ち合わせやリハーサルなどで忙しいため、直接連絡するのは避けるのがオススメ。

一緒に出席する予定の友人がいる場合、そちらにも連絡を入れておくと、さらに安心です。

遅刻して結婚式場に着いたら、式場のスタッフに知らせて指示に従うように。

もし、欠席してしまった場合は、後日改めて新郎新婦にお詫びをし、ご祝儀を渡すのがマナーです^^

最後に

今回は、結婚式にお呼ばれしたときのゲストの基本的なマナーについてご紹介しました。

招待状の返信から当日の振る舞い、服装まで、さまざまなマナーがありますが、せっかくのお祝いの席。

「マナーも含めてお祝い」という気持ちで、最低限のマナーを意識して、スマートに新郎新婦をお祝いできたら素敵ですよね^^