こんにちは!ブライダルアドバイザーのEmikoです♪
今日も、ウェディングプランナーの経験や自身の結婚式での経験を交えながら「日々頑張るプレ花嫁さんのお力になりたい!」その一心で、お役立ち情報を配信していきます!
今回のテーマは、結婚式が延期・中止になった場合の「連絡方法」について。
何かしらの事由で結婚式が開催できなくなると、式場とのやり取りやゲストへの連絡など、やることも多く不安ですよね。
万が一の際に少しでもスムーズに対応ができるよう、今回は皆さんへの連絡方法・注意点についてまとめました。
参考になれば嬉しいです!
結婚式の延期・中止連絡で注意すべきこと
- 1. 延期・中止は決まり次第可能な限り早めに連絡を
結婚式では、丸一日予定を空けていたり美容院の予約をしたりなど、事前に準備をしている方が多くいらっしゃいます。ギリギリの連絡にならないよう、早めの対応が大切です。また、台風接近など直前まで確定できない状況の場合には、その旨を一度連絡しておきましょう。
- 2. ゲストとの関係性によって連絡手段を検討しよう
相手が友人であっても、上司であっても「迅速・丁寧な対応」は必須。
一般的な連絡方法は下記の通りです。
■友人・同僚・・・ LINE・メール
■職場の上司など目上の方・・・ 電話・メール
■親族・・・ 電話(親からでもOK)
- 3. お詫び状を送付する際は中折の書面を封書で
一般的には、中折りの書面に、きちんとしたお詫び状を作成し封書でお送りするのが正しい方法ですが、急遽延期・中止になり、挙式日まで一か月を切っているような場合には、まずLINEやメールなどすぐに連絡が取れる手段で一報を入れ、後日改めて封書をお送りするという流れでも問題ありません。なお、はがきは受け取った側の家族の誰もが文面を見ることができるため、利用しないのがマナーです。
最近では「連絡のスピード」「すぐに確認してもらいやすい」「一斉送信ができ効率的」などの理由から、LINEが使用されることが多くなっています。
LINEで連絡する際には必ず「本来なら直接ご連絡しなければならないところですが」という一言を忘れずに。
また、会社関係者や目上の方などには、LINEやメール、電話だけではなく、しっかりと封書でお詫び状を出すと丁寧です。
親族へは、結婚式の主催が「ふたり」なのか「親」なのかによって、誰から連絡を入れるか決めても良いでしょう。
【文例付】ケース別連絡方法
- 【1】<コロナ関連>で延期(延期日程が決まっている場合)
謹啓
○○の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、先般ご案内申し上げました
▲▲ ▲▲
△△ △△
の結婚式は、新型コロナウイルスの影響により
延期せざるをえないこととなり、
○年○月○日 ○時の開宴に変更となりました。
ご迷惑をおかけ致しますが是非とも
ご出席くださいますようお願い申し上げます。 謹白
- 【2】 <コロナ関連>で延期(延期日程が未定の場合)
謹啓
△△の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび
▲▲ ▲▲
△△ △△
の婚礼に際しましては、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
ただ突然では御座いますが、このたび新型コロナウイルスの影響により
延期せざるをえないこととなりました。
ご出席を予定してくださっていた皆様には深くお詫び申し上げます。
なお、新たな日程につきましては日にちが決まりましたら
また改めてご連絡いたしますので
その時はぜひともご光臨をお待ち申し上げております。 謹白
- 【3】 <コロナ関連>で中止する場合
謹啓
○○の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび
▲▲ ▲▲
△△ △△
の婚礼に際しましてはご祝福をいただき、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
ここに突然のことではございますが、新型コロナウイルスの影響により
○月○日予定の挙式を中止いたしますことに相成りました。
ご出席を予定してくださっていた皆様には深くお詫び申し上げます。
ご迷惑とご心配をおかけいたしますが
何卒今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながらお詫び申し上げます。 謹白
- 【4】 <コロナ関連>家族のみの結婚式にする場合
謹啓
○○の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび
▲▲ ▲▲
△△ △△
の婚礼に際しましてはご祝福をいただき、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
ここに突然のことではございますが、新型コロナウイルスの影響により
○月○日予定の挙式は実施を見送ることといたしました。
ご出席を予定してくださっていた皆様には深くお詫び申し上げます。
ご迷惑とご心配をおかけいたしますが
何卒今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながらお詫び申し上げます。
時期は未定ですが 家族だけでささやかな食事会を行ない 結婚写真を撮影する予定です
いつか皆様に新しい家族を紹介する機会をつくることができれば幸いです 謹白
- 【5】 その他の理由で中止する場合
謹啓
○○の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび
▲▲ ▲▲
△△ △△
の婚礼に際しましてはご祝福をいただき、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
ここに突然のことでございますが、やむなき事情(※1)により
○月○日予定の挙式を中止いたしますことに、相成りました。
日時が迫ってからの中止の連絡となり、ご迷惑とご心配をおかけいたしますが
何卒今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながらお詫び申し上げます。 謹白
※1 理由がポジティブな内容であれば、具体的に理由を明記してOK。
破断などの場合は「やむなき事情で」などと明記するのが無難でしょう。どちらかに一方的に非があって破談になった場合でも、相手を非難する内容をお詫び状に書くのはマナー違反です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
何事もなく予定通り結婚式を行えるのが一番ですが、いざとなった時によりスムーズに対応できるよう、参加者への連絡方法を今一度認識しておくと安心ですね。
結婚式の延期や中止は、やむを得ない事情で、且つ急遽決まることがほとんど。
「結婚式の延期・中止なんて滅多にないから大丈夫でしょう!」と、楽観的に考えてしまいがちですが、流行り病や天災、家族の一大事など、何が起こるか分からないご時世です。
“可能な限り備えておくこと”は、何かあった時に自分たちを救ってくれるかもしれません。
ブライダル保険(結婚式総合保険)に加入しておくこともその一つです。
ブライダル保険は“もしものための”お守りアイテム。
ご加入にあたってはパンフレット、重要事項説明書等にてご契約内容(こちら)をご確認下さいませ。
文/Emiko(コラムニスト)